刑務所から出てきた男は両親についた小さなウソのために、 ちょっとしたきっかけで出会ったレイラを誘拐する。 彼は刑務所に入っていたことを隠していたのはもちろん、 自分は結婚していると言っていたのだ。かくして、レイラと 男は両親の家に向かうのだが… 。
レイラを演じるクリスティーナ・リッチのワンピースの丈が絶妙。あれより長くてもいけないし短くてもいけない。どこかダサくて、あかぬけないんだけど憎めない、それはあのとっても中途半端なスカートの丈からくる印象だと思う。
ヴィンセント・ギャロは、自分がとっても好きな人なんだろうな…と思わせる映画。とにかく、主役の男の心理をとってもうまく描いてる。ちっぽけなことにこだわりすぎる男。彼の生まれ育った環境をレイラと共に見ることで、その理由がなんとなく分かってくる。
最高なのはベッドシーン。あのシーンは、この男のナイーブで屈折した性格のすべてを物語っている。
逆にこの男の性格が許せなければ、この映画は面白くないかも。
ギャロと並んで主役と言えるであろう、レイラに関することはその「レイラ」という名前以外、何も明かされない。しかし、あの男にはやっぱり、むっちりしたレイラの「母性」が必要。痩せたスタイルのいい女優さんではダメなのだ。
想像を裏切るラストシーンではなかったが、終わり方も気に入った。
<2000.10.31>
■データ
出演:ヴィンセント・ギャロ、クリスティーナ・リッチ、アンジェリカ・ヒューストン、
ベン・ギャザラ、ロザンナ・アークエット
監督::ヴィンセント・ギャロ、制作年:1998、アメリカ