ナチスの人種差別主義を崇め、胸に鉤十字の入れ墨をした兄。いつしかその後を追うようにナチスに傾倒していく弟。ある晩、兄弟の家に自動車泥棒が入ったことで事件は起こる…。
エドワード・ノートンの才能を再確認させられた作品。
「憎しみは憎しみしか生み出さない」という強いメッセージ性を持った「憎しみ」(フランス・マチュー・カソビッツ監督)に通じるものを感じた。
私が最も感動したのは、ラストシーン。正確に言うと、ラストシーンのその後。こんなにその後が気になる作品は多くないだろう。
ネタバレを気にしながら書ける範囲で書くと…(たぶん見てない人にはサッパリ分からないよね…)憎しみの対象は変わるのか。変えることができるのか、できないのか。苦しんですべてを理解した上で出た結論を守ることができるのか…。
作品中だけでなく、ラストシーンの後の感情と感情のぶつかり合いまでも感じさせてしまう、心に残る作品でした。
■データ
出演:エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング、ビバリー・ダンジェロ、ジェニファー・リーン、タラ・ブランチャード、ウィリアム・ラス、イーサン・サプリー
監督:トニー・ケイ、制作年:1998、制作国:アメリカ